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健康と長寿を目指すためには、普段の生活にいかに中国医学の知恵を生かすかが重要になってきます。
そこで、ここでは中医学の基礎的な部分について説明をしようと思います。 |
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- 古代概念
中国医学の基礎にある概念は非常に古い古代の哲学的な考え方です。
自然界の中心月と太陽に代表される「陰・陽」という古代の哲学的な概念から生まれています。それぞれの概念を最大限に抽象化すると、陰は冷却の性質とそれによって表されるもの、陽は化熱の性質とそれによって表されるものという事ができます。
- 太極
この陰陽を図で現したものが、太極図と呼ばれる白黒の勾玉形のものが組み合わさったものです。この太極図は宇宙(世の中の全てのもの)を陰陽に配分し、その陰と陽の関係を現したものです。
- 陰陽の性質
すなわち物事は全て陰と陽の対立する2種の性質によって分けることができます。しかも陰陽はお互いに依存関係にありながら、活動においては消長(陰が増えると陽が減り陽が増えると陰が減る)と平衡(陰都洋画互いにバランスを保とうとする)の関係にあります。また突然陰から陽に陽から陰に転化するという特徴も持っています。
- 陰陽の大義・狭義
陰陽は大きな意味では、陰を冷却機能や冷たい性質に対して、陽を温める機能や熱い性質に対して使われますが、狭い意味では冷却機能や冷たい性質を持つ物質に対して「陰」、新陳代謝機能や温める性質を持つ作用に対して「陽」という使い方をします。
- 陰陽から四季、五行へ
このような陰陽の関係を4分割してみると、そこには四季に相当することが判るかと思います。四季の空気の働きは風寒燥火で表現できます。さらにこの四季にそれぞれの性質を字で現すと、火(純粋の陽の性質)・金(陽という働きの中から陰という物質を結実する性質)・水(冷たい水のように様々なものの物質の源となる)・木(水や養分といった陰から枝や葉っぱのような陽をのびのびと生成する性質)となり、全体の場「土(大地のように全てを腐熟し取り込み育てる性質)」を含めて木・火・土・金・水と表現できます。
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- 五行から五臓六腑
五行の性質はそのまま五臓六腑の性質に受け継がれています。つまり、木(肝臓)は木々が芽吹くように発展発散の性質を持つ。火(心臓)は炎のように温め向上の性質。土(脾臓)は大地のように変化と長養の働き。金(肺臓)は秋に結実するように見えないものから濃縮して固める働き。水(腎臓)は水のように冷やして下に流し、貯蔵する。すこしむずかしいですが、五臓六腑は人体解剖によって定めたものではなく、生理機能の性質をまとめたものだということです。
- 相生と相克
白の矢印は相生(そうせい)と呼び生じ補う関係を現します。 また赤い矢印は相克(そうこく)と呼び行き過ぎを抑え抑制する関係を現します。この二つの関係から五臓は互いに安定したバランスを保っています。同時に病気の治療や養生の折には、本臓の治療に他臓から補ったり取り除いたりすることが可能になります。
- 官腑体支味・・・
五行はもともと全宇宙の物の性質を現すことから、体の様々な部位働きも五行によって表されそれぞれが関連を持ちます。木と肝・胆・目・筋・爪・酸味・怒りなどなど、
火と心・小腸・舌・血脈・面(顔)・苦味といった具合です。これらのことから、目の病気は肝臓の症状の表れと考え、肝臓の治療を行うことにより改善するといった使い方をします。
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- 不足と余分
虚と実という概念は、体の生理機能と病理的産物に対して使う言葉です。虚は文字通り、空虚の虚ですから不足を表します。その場合不足は生理機能の不足もしくは生理活性物質の不足を表します。一方、実というのは余分な状態を表します。生理機能や生理活性物質は余分ということはありませんので、この場合の余分は病理的な産物を言うことになります。例えば発熱や滞りや病理的に生まれた水分などなどです。
- 日本漢方と違う虚・実
日本漢方でも虚の考え方は大きな違いはないかもしれませんが、実の考え方は大きく違います。日本漢方では虚・実は体力の有無を表す言葉として使われており、(8)のようにさす言葉が違うわけでないのです。
- 証
証とは根拠・証しといった意味ですが、 上の表での印や陽は(5)にある大きな意味での陰陽を用いて説明しています。狭義で使うと例えば、腎陰虚証といった形で使い、腎の中に蓄えられるべき物質(栄養を含んだ体液など)が不足して、十分に腎臓が生理機能を果たせず疲れやすい状態で、さらに腎の機能低下プラス冷たい性質のものが不足したために起こる(冷却機能の低下)ほてりやのぼせを表します。
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