不妊症の漢方|ホルモンバランス・ストレス・食生活 枚方市の恒康堂薬局。

不妊症の漢方

  1. ホーム
  2. 不妊症の漢方

各時期に応じた薬を処方しております。

病院で不妊症の治療を受けているがなかなか改善されない方や
自然な妊娠を望まれている方に選ばれているのが漢方薬による体質改善です。

西洋医学では、不妊症の治療としてホルモン治療・人工 授精・体外受精等を行ないます。
中国漢方では、妊娠しにくい原因を西洋医学とは異なる独自に発展した方法を用いて見つけ出します。そして原因となっている症状・体質などのタイプごとに、食べ物、日常の養生法、漢方薬などを活用して改善していきます。
最近は結婚・出産が高齢化する傾向があり、妊娠環境としてよくないばかりではなく、環境ホルモン、ストレス、食生活など自然環境以外の原因も多く、不妊の方はますます増えています。
不妊の原因は女性にあるとは限りません、男性に原因があることも決して少なくありません。男性の場合の原因では精子の奇形の割合が増え、運動率が低いことが多いのですが、精子の減少なども大きな問題として捉えられています。

  • 女性の機能は7年の周期で変化します。21歳から35歳までには子供はほしいですよね。ちなみに、男性は8年の周期で変化します。

    腎精の流れ

  • 子宮・卵巣は元気なたっぷりの血液で養われます。血液の質の低下や量の不足は「血虚」と呼ばれ、卵の発育が低下し、子宮内膜が薄くなってしまいます。
  • 月経血に塊が多い、血色が黒ずむ、そして月経痛が起こるのは瘀血です。子宮・卵巣に血液が届きません。血行改善が必要です。
  • 月経周期の一定しない方や月経前にイライラや乳房の張りがある人は、気滞が多いです。気を巡らし周期を整えましょう。
  • 冷えの強い人は子宮・卵巣などお腹の温度が下がっています。妊娠しにくくなり、ホルモンバランス悪いです。妊娠しやすい温かい子宮・卵巣を作り、ホルモンバランスを整えます。
  • 男性の精子の問題は腎臓とそこに蓄えた腎精が十分かどうかに掛かっています。腎精を補い腎機を高めます。

上記のように患者さんによってまた原因によって治療方法が異なるのが中国漢方の特徴です。原因に応じた治療が必然です。
(※上記の症状も実際には原因はひとつではありません。上記とは異なる原因もあります。)
当店では、基礎体温や四診を通して得られた情報を元に一人ひとりの体質と不妊の原因を見極め、それぞれに応じた処方をお勧めします。
必要に応じて、月経の周期(月経期、卵胞期、排卵期、黄体期)に応じた処方をお勧めすることもあります。(中医周期療法)
それにより、各時期に起こるべき変化がスムーズに進み、より妊娠しやすい状態をつくり上げることができます。

各時期に応じた漢方薬の処方例

月経期 活血薬、理気薬
卵胞期 補血薬、滋陰薬
排卵期 活血薬、理気薬
黄体期 補陽薬

事例紹介

26歳の女性(枚方市外)

症状

結婚して2年近くなるが妊娠しないとご相談がありました。
月経周期は28日型で、6日間、量も普通ですが、少し経血に塊が混じり、月経痛がありました。
生理が始まって3~4日頃には頭痛や吐き気があります。
プロラクチン値が高く、排卵期から高温期に入るのに4~5日と時間がかかります。
基礎体温自体は2層にはきれいに分かれていて、低温期の体温、高温期の体温には問題ありませんでした。

診断・処方

月経開始後に起こる頭痛や吐き気、プロラクチン、排卵期の体温上昇の日数などから、気滞血瘀が主な原因と考え、はじめの1ヶ月は、排卵前後の気の巡りを改善し、血行改善を図ることを主としました。
処方は星火逍遥丸、冠元顆粒、婦宝当帰膠です。
費用は1ヶ月あたりおおよそ16,000円でした。

結果

治療を開始して2ヶ月目に、まだ月経周期も短い目で、月経痛は減少しました。
月経初日に頭痛や吐き気が起こりましたが、すぐに収まりました。
この月の中旬に妊娠し、翌年6月に出産されました。

38歳の主婦[第二子不妊]

症状

1人目を出産して5年になるが、その間2回流産して妊娠しにくいと相談がありました。
2年前の流産の後、月経日数は7日間あるものの、多いのは2日間だけで全体の量が少なくなっている状態でした。
イライラや胸の張りが強くなったり、しもやけもできるようになっています。
低温期の体温が36.5度、高温期は37度前後と、体温はやや高い目です。

診断・処方

卵胞ホルモンの分泌が不足し卵胞の発育が不十分なため、受精しても細胞分裂がうまくいかないのではないかと考えられます。
中国漢方の考えでは、精と血の不足や肝臓の気の鬱滞により血行不良を引き起こしている状態です。
そこで精血を補い、気を巡らせて血行を改善する処方として、杞菊地黄丸、逍遥散、冠元顆粒を併用しました。
費用は1ヶ月でおおよ23,000円でした。

結果

20日後の来店の時点で、今回の排卵前に胸の張りはあまり出ず、1ヵ月後には胸の張りは出なくなりました。
2ヵ月後の来店時、19日前に排卵があったが、その後高温が続いていることから、用心のため血行改善の冠元顆粒を中止して継続観察したところ、10日あまりして婦人科で妊娠が確認でき、5週目でした。
異常は認められなかったが、逍遙散と杞菊地黄丸を減量して継続し、翌年7月に無事出産されました。

※お客様の体質・症状・原因によって、漢方薬の処方、効果が感じられるまでの期間や予算は異なります。
一人ひとりの方に合った漢方薬との上手な付き合い方をご提案させていただいておりますので、ご相談ください。

恒康堂薬局

漢方相談 恒康堂薬局

〒573-0055
大阪府枚方市伊加賀本町1-16 » 地図
TEL 072-841-0325 
FAX 072-841-0326
【営業時間】
月~金 9:00~19:00
土  9:00~14:00
【定休日】日・祝日
【こんな症状に】
アトピー性皮膚炎、更年期障害、冷え性、不妊症など

TEL 072-841-0325

お問い合わせフォーム24時間受付可能!!

© 恒康堂薬局. All Rights Reserved.

PAGE TOP